実は私のクラシックカーレース歴は実に長いのです。
18才で免許を取ってハコスカに乗り始めてから、友人と筑波サーキットにクラシックカーレースを見に行って、最終コーナーをドリフトで立ち上るベレGやSR311を見て、
｢コレだ!!、コレコレ!!、俺のやりたい事ってまさにこれじゃん!!｣
※当時はTACSのレギュレーションではハコスカやS30Zの出場は禁止でしたが、S54BやベレG、SR311、ホンダクーペ9、ヨタ8、エス8、etc
いかしたクラシックカーレーサーがいっぱいでした。
もうサーキットの帰り道は自分のハコスカをレーシングカーに改造そて自分もレースに出る!!
事で頭の中はいっぱいでした。(笑)

1年後、ハコスカやS30Z、etcがレースは不可でしたが、スポーツ走行がOKになったのを皮切りに、一気にいじくりだしてしまいました。

それが私のハコスカでのレース活動の第一歩でした。
当時18才の小僧の私はL28改3Lで全車ぶっちぎりだぁ〜
などと思っていました。
ところがギッチョン!!、クラシックカーレースのレギュレーションはそんなに甘いもんでは有りませんでした。

まず第一に新車当時に載せられているエンジン以外の使用は禁止!!
って事はハコスカはL20かS20のみ。
しかもSクラスのレギュレーションでは、気筒別排気量制限というのが有り、

• 1300cc〜1600cc
• 1600cc〜2000cc
• 2000cc〜2400cc etc

の事が書かれていました。

ここでたいがいの人が、ハコスカは2000ccだから2400ccまでボアアップOKじゃん!!
と思うでしょうが、ハコスカの正確な排気量はちょっと詳しい方ならご存知の通り
1998CC なのである。
ということは1600cc〜2000ccの部分に当てはまり、実質2ccしか排気量アップが出来ません。

イコール･エンジンの腰下はまるっきりいじれない、ところが510ブルなどは1800ccを2000ccまでボアアップ出来るのです!!
悔しいけど力の差は歴然です。
でもやっぱり俺様はハコスカで戦う!!事を決めました。

その車両が4Drの59番です。