いつかはＰＧＣ１０とＫＰＧＣ１０の２台のＧＴＲをガレージに入れて２台並べてお茶を飲む、そしてセダンは大人しく家族で乗るタウンユースに！、ＨＴはサーキット走行等で遊べる車として、元気に乗り回そう！なんて想って今まで暖めておりましたが、冷静に考えて「ＧＴＲ２台あっても、体はひとつだし・・・・・・・・、それならこの車両を一生涯可愛がってくれる人の元に嫁がせたほうがＫＰＯＧＣ１０も幸せだろう！」。
そして、思い出したくないのですが、去年の震災時に工場が被災した時の銀行さんからお借りした「被災時特別融資枠」の借り入れも返さなければなら無いし、社員の給料やおやじとお袋を面倒見るお金も必要になってきたし・・・・・・・・
まぁそんな家庭の事情はどうでも良く、そろそろ少しずつ手を掛けるかな？と

但し、仕事の合間に製作していきますので、完成はまだまだ掛かります。
なんか、少しずつ組み立てていくのは「ＴＶのＣＭでおなじみの「ディアゴスティーニの週間なんちゃらシリーズ」みたいで楽しいので、このタイトルにします（笑）
但し！創刊号は￥８９０ではありません（核爆）
まだ見ぬお客様の為にもコツコツやるのだぁーーーーーーーーーーーーー

私が自分で乗ろうと思って製作した週間ＫＰＧＣ１０ですが、既に販売、納車しているのですが、多方面より、あのＫＰＧＣ１０はどこまで作業されているのですか？
自分もＫＰＧＣ１０が欲しいのですが、参考までにどんな内容の車なのか知りたい。
今後、購入していくのに、あの車両を内田さんがどれくらいで販売したのか参考まで知りたい。
等のお話がありましたが、私は一切お答えしておりませんでした。
しかしながら、その反動にて、あの車両は￥２０００万円以上している！とか、いや、価格をオープンにしないという事は、それ以上の金額で売買されたのでは？　とか、同業他社が、あの車両は２００００万以上してるから、買うなら、うちの車両が安いよとか、酷い話になると「ＶＩＣＴＯＲＹ５０のやろう、ぼったくって儲けやがったな」など（核爆）。

私は、色々な人から制作途中に幾らくらいですか？とのお問い合わせにも、「一つ一つの価格を伝票と照らし合わせながら、ちゃんと計算していかないと、車両金額も工賃も部品代も含めて分からないです。」とお答えしておりました。
当然、完成後に購入してくださったお客様には、全てオープンにして、全てを書き出した（たぶん請求漏れもあるとは思います）爆　伝票にて乗り出しの車検整備、自動車税、重量税、登録費まで記入したものを書面として事細かに提出させていただきました。
それを証拠に、あの車両はお客様が、金額も含め全てを納得して購入してくださったと思います。
あの車両は、私の娘みたいな存在です、但し当然ですが、企業としては利益を出さなければ倒産してしまいますので、少なからずともちゃんと利益は出しました。
しかしながら、その販売したお金で、今年に亡くなった、親父の入院費用（最後の一年は個室にての延命治療でしたので、１日あたりの入院費用も馬鹿になりませんでした）に当て、残りを、会社の利益と、社員の給料、仕入れ先の支払い等に使い私自身助かった事も事実ですが、あまりにも世間の噂話が凄いので、今後の参考までに開示することにしました。

確かにその当時も海外からＨＰ見た！！、ミスターＵＣＨＩＤＡが製作したあの車両なら、黙って￥１５００万までは出すから輸出してくれないか？と言うオファーも、アメリカ、タイ、インドネシア、オーストラリア、ドバイからもメールや連絡も頂きました。
その都度、「銭金の問題ではない！！、私はもうこれ以上ハコスカを海外に出すのは嫌です、開国派もあれば、鎖国派もある、この車両は国内にとどめ大切に乗ってくれるお客様にお譲りする予定です。」と全て断りました。
中には、海外の博物館に飾る車両として検討しているので、それではあと５００万上乗せするから輸出して欲しい！まで言われましたが、「他の車両ならともかく、このＫＰＧＣ１０は自分で乗ろうと思っていた車両なので、銭金の話ではない。」と国内に留めた経緯があるのも本音です。
自社お客様には「社長〜馬鹿だなぁ、向こうから勝手に金額上乗せしてきたんだから、黙って売っちゃえば、＋￥５００万の儲けですよ、俺なら迷わず売るな。」とか、本当の金額知っている人は「これ、社長の工賃ほとんど出ていないじゃないですか？、幾らちゃんと計算するからって、全部を差引きして、この車両本体価格は今の時代じゃありえない価格ですよ！」
某同業者にＰＭＣ・Ｓ５０周年のときにその話をしたとき「余裕があるから、そんな事言えるんだよな、うちは余裕がないから、即海外で高値で売り抜ける、海外ならクレーム等も一切無いからね！」
でも、いいんです、私も、コツコツ集めていた手持ちもパーツも全部あの週間ＫＰＧＣ１０に組んでしまったので、もうあのような金額で、あのような車両を製作することも出来ないのが事実です。
だからこそ、この日本で大切に、そして元気に乗ってくれるお客様に嫁がせたかっただけなのです、それが本音です。
しかしながら、その本音とは違う、不本意なお話がたくさん耳に入ってきたので、今回、この車両の金額を提示いたします。

この価格でも、高い！！と感じる人もいるでしょうし、安い！と感じる人もいるでしょう。
人の感じ方は人それぞれです、人のお金の基準もそれぞれです。
私は、修理屋として、そしてハコスカ屋として、ひとつひとつを計算した結果がこの車両の価値だと思っています。
私の中では普段の仕事内容と同じく、そして自動車整備工場として１時間当たりのレバーレート工賃にて計算算出しております。
私は今までもＣ１０であれば、全て平等に、お客様のご予算の範囲内で出来うる限りのお手伝いをしてまいりました。
それはこれからも変わらないと想います。
皆さま、どうか、お察しください。

ＶＩＣＴＯＲＹ５０店主

ＰＳ，但し！！もうこのような車両は出来ませんので、あの金額で同じ車両を造って下さいと言われても、もう出来ませんので宜しくお願い申し上げます。

自分で乗ろうとしていた、１台でしたので時間も掛かりましたが完成したＧＴＲです、御理解の程宜しくお願い申し上げます。
だって、この伝票の最後のページ見てもらえば分かると思うけど、ココまでやって、工賃は\955,482で、車両本体価格が\4,600,000であとは、全部部品代と諸費用ですからねぇ。
つーか、ココまでやっても、壊れるときは壊れるのが車です！！
しかしながら、修理屋から言わせれば「壊れたら治せばいい」だけの話です（核爆）、購入してくださったお客様！！、私の娘を嫁がせたので、あとは宜しくお願い申し上げます（笑）

長い間この週間KPGCを見てくださった皆様、誠にありがとうございました、ようやっと完成致しました！！
うーーーーーーーん売りたくなくなってきた（核爆）
しかーーーーーーしっ、一番初めに書いたとおり、私の身体はひとつしかなく、そして色々な夢に向かうために販売いたします。
大切にしてくれるオーナー様募集。

価格応談

ある意味、面接もしますし、めんどくさい事もいいます、金額的にも安くは無いと思います。
でもどうしても、このKPGC10が欲しい！と言う、情熱のあるオーナー様にお譲りしたいと思います。

価格、詳細、全てメールにて。

インストハーネスも純正新品を組み込んだので、外したついでにすべての計器類をオリジナルのままO/H修正、メーター誤差等の校正もしました。（ついでなので、メーターの積算距離は００００００にしちゃいました。）爆
更に、夜乗るとき暗いと困るので、照度アップ加工も施しましたので、夜でも安心してドライブできるでしょう♪
まさに、１/１モデル　「日本の名車」シリーズ（核爆）。
でもまだやることはあるので、少しずつ！！消費税アップ前には完成したいな。

Ｆｒ左右内張りもデットストックの新品未使用を付けちゃう！！
さらにインナーのドアグリップもレプリカですが、新品装着！！
うーーーーーーーーん気持ち良い（爆）

やっぱり、自分が乗るんだったら・・・・・・・・・
と自分のGTR用に取っておいた「純正同型完全版オールステンレス１００リッターガソリンタンク」を装着しましたぁーーーーーー。
うーーーーーーん売値は上がるけど、今後、一切の燃料トラブルから開放されるのなら、購入してくれるお客さまも安心だしね〜。
あとで、「ガソリンタンクが錆びてます」等のクレームも回避！！（核爆）。

このKPGC10も買っていただいたお客さまにさらに安心して乗っていただくために、念の為ガソリンタンクも降ろして内部洗浄もしておきます。
１００リッターだと、洗うのも大変だぁーーーーーーーーー。
ついでに、給油ホースも新品だぁーーーーーーーー。
PS、洗っても４０年前のオリジナルガソリンタンクには変わりありませんので、これ以上を望むお客さまは当社１００リッターオールステンレスガソリンタンクを買ってくださいませ（笑）。

私の好みでＲｒウィングは付けちゃうのだぁーーーーーー。
ちゃーんと計って付けるよぉー。

無事にミッションとドッキング！！

さぁベンチ試験も終わったので、車両に載せるかなぁ。
とその前にクラッチディスクも新品、クラッチカバーもオプション品の新品。
更にフライホイルはクロモリ軽量品をセットしてあるので、乗りやすいぞぉー。